人間の心の本質は「真善美」以外のなにものでもない

例えば、肉体の手と手を握りあってみても、握り合っている以上に、幾ら密接させようとしても、そういうわけにはいかない。ところが、心と心は、まったくそうではなく、愛し合えば愛し合う程、どんなものにでも密接に二つが一つに融け合える点に、愛の心というものの尊さがあるのである。だから、何事に対しても、いつでも愛の心で対応していさえすれば、天地間の万物と期せずして融和が出来る。これは言い換えると、人間の心と宇宙の心と、一つになれるということになるのである。もっと判り易くいえば、宇宙の心と一つに人間の心がなれれば、ここに初めて宇宙の本体も本質も明らかになってくる。当然の帰結としてこの宇宙の心が「真善美」以外の何ものでもなく、そして同時に人間の心の本質もまた「真善美」以外の何ものでもないことがわかってくる。