積極的な言葉の習慣をつくる

 痛くてどうにもしようがない、といって、どうにかしようがあるか、よく考えてごらん。つまらないことだ。

 たとえば、時候のようなものも、暑いときでも「暑いなあ、やりきれない」これがいけない。暑い寒いは感覚だからそれはいって悪いとは言わない。「暑いなあ」といったなら、あとにもっと積極的なことをいったらよいではないか。「暑いなあ、余計元気が出るなあ」と。「丸い卵も切りようじゃ四角、もののいいようじゃ角が立つ」というではないか。ところがあなた方は「ものいえば唇さむし秋の風」で、言ってるそばから自分を傷つけ、人を傷つけている。気がつかないから言っているんだろう。

 しかし、溌剌颯爽として人生の難路を輝かしく突破して進んでいこうとする者は、どんな場合にも自分の言葉や自分の言語で消極的な表現をして、そして自分の実在意識を通じて自分の生命をそこない、なおかつそれを耳で聞いている他の人の心持ちまで悪くしないようにしよう。その一言一語が自分のみでなく、すべての人々にいい影響を与えるし悪い影響も与える。だから、常に積極的な言葉を使う習慣をつくりなさい。習慣となれば、それはもうたいした努力をする必要はない。常に善良な言葉、勇気ある言葉、お互いの気持ちを傷つけない言葉、お互いに喜びを多く与える言葉を使おう。