誠と愛の心で

 他人の喜ぶような言葉や行いを、自分の人生の楽しみにするとういう尊い気分になって生きてごらん、今日から。それがなかなかできそうにないって言ったら大間違い。人間の心の底には、どんな人間でも情け深い思いやりと言うものがあるんだよ。

 それが、「誠と愛の心で一切に応対せよ」といういことになるんだから。そのためには自分の情け深い気持ちを出しなさい。情け深い気持ちがもとになって、心の誠も愛の情も、また自然と親切と言う気持ちも出てくるんだ。人間の最高のものが、常にドンドンひらめき出してくる。

 難しく考えなくていいんですよ。そういう気分で生きることが、いちばん人間としてやりやすい生活なんだから、思いやりや情け深い気持ちを出すのに非常に骨が折れる?

 第一、その裏には何の悩みもないもの。情け深い思いやりをしたら、とっても寝られないほど辛かったとかね。意地悪いことをやったり、人を怒りつけたり、小言を言ったりしたときの後腹が、はるかに嫌な気持ちしやしないか。昔から言うじゃないか、怒る者より怒られる者のほうが気は楽だって。反対に言えば、怒られる者より怒る者のほうが苦しいんですよ。