暗示の感受習性

 あなた方も考えてごらん。

 あなた方が四六時中使っている言葉・・・・・・ 自分の言葉に自分が尊敬を感じるような言葉を使っているか・・・ 自分のことをいうときに自分自身を知らないで、自分の生命を一寸刻みに馬鹿馬鹿しいことを平気でやっている。そういうことを悪いと考えないでさかんにおしゃべりしていると、自分自身ばかりでなく、それを聞いている人の生命にまでよくない影響を与えてしまう。

 人間の精神生命の中には、暗示の感受習性というものがある。だから、たった一言をいうのも、この暗示の感受習性というものが、必ず、自分が気がつかなくても、ものの声に応じたように感じる。感じると同時に潜在意識に対して、そのとおりの状態が働き出すのである。そして、潜在意識の状態が実在意識の状態に同化してくるのである。

 その結果が気高い言葉、神聖な言葉であり、いい替えれば、積極的な言葉を表現した場合には、生命の一切が極めて状態の良い事実になって現れてくる。けれども、万が一、消極的な、怒り、悲しみ、悶え、迷い、そして悩みが遠慮なく口から出されるという場合には、もう恐ろしい結果を神経系統の生活機能に与えてしまうのである。