人間も自然物

 西哲の言葉にも「自然に従うものは自ずから栄え、自然に背くものは、自ずから亡ぶ」というのがあるが、人間は、あえて非常な苦心をせずとも、自然法則に順応して生きるかぎり、健全な生活を営み得るようにつくられている。

 我々人類は、哲学的に論議しても、また科学的に考査しても、大自然がつくった自然物の一つである。多く言うまでもなく、自然物の一つである以上は、当然、自然の法則に従って生活せねば、その生存を確保持続することが不可能であることは、あえて言うまでもない。

 およそ自然界に存在する自然物はその種類を問わず、詳しく観察すれば。いずれも皆自然の法則に順応随従しておるもののみで、自然の法則に背いているものは、絶対に存在していないのが事実である。

 この現実に立脚して考えるとき、人間が、真の健康を確立し、無病でかつ長寿でその全生涯をまっとうするには、何をおいても第一に自然法則に順従して生活することが、犯すべからざる厳粛なる人生の鉄則だと断定される。