この世は美しい

 この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。この世は、本質的に楽しい、嬉しい、そして調和した美しい世界なのである。

 ところが、多くの人は、これを信じないどころか思おうともしないで、苦痛と、苦難と、失望と、煩悶に満たされているのが、この世であると考えている。

 「ああ、幸せだなあ。と思うようなことは、運命的にも、健康的にも、一度も味わったことがない。だからそう簡単には思えない」という人がいるならば、それは結局、心の態度が変わっていないからで、心の態度を変えない限り、、思いたくとも思えない。第一、思おうとする気持ちが出てこないのである。

 さびついた車は、回そうとして油を注いでも回らない。まず、さびを取ることである。そうしないと、苦痛や苦難をそのままいきなり自分の心のものにしてしまう。

 たとえ人生に苦難や苦痛はあろうとも、それを心の力で喜びと感謝に振り替えていくのである。心が積極的になれば、振り替えることが出来るのである。