公益財団法人天風会認定静岡の会の代表者山下晃司

代表あいさつ

 

 私は20代から30代にかけて、「自分を変えたい。心を本当に強くしたい。」と思い、米国の成功プログラムや東洋哲学・宗教等を勉強しましたが、知識だけ増えて変わる事は出来ませんでした。プログラム機器を使ったり、本を読んだり、講演を聴くだけでは片手落ちで、その道の指導者に師事しないと駄目だと実感しました。中村天風先生は「この種(ヨガ、心身統一法等)の教えは人格と人格の接触によるに如かず」と説かれましたが、天風会入会の大きな理由は、指導者(師)に直接『心身統一法』を教わることが出来たからです。

 

平成11年当時、静岡県内には「天風会の集まり」が無かったため、静岡市から一番近い「鎌倉賛助会(現:鎌倉の会)」に入会しました。10年経って「自分は心も身体も変わってきたけれど、心身統一法を求めている人が静岡には大勢居るのではないか?」と考えるようになり、静岡県内で行修の場をつくりたいと思い、鎌倉賛助会の大久保代表(現:天風会理事長)に相談しました。代表からは「参加者が山下さんと大久保の2人だけになっても続けよう!」という励ましの言葉も贈って頂き、平成20年6月、「鎌倉賛助会・静岡の集い」を立ち上げさせて頂きました。当初は、鎌倉から来て頂いた講師やリーダー(研修員)を含めても10数名の参加者でしたが、今では毎回40~50名が参加されております。

 

 ところで、静岡の集いを始めてから、「運」や「タイミング」が非常に良くなったと実感しています。ちょうど潜在能力開発講座が始まった頃に集いがスタートしたため、東京本部で受講した県内関係者の受け皿となり、会員が徐々に増えてきました。また2年目からは、老人介護施設「萩の里」の萩原理事長が施設を無償で貸してくださり、会場の心配をすることなく行修が出来るようになりました。平成23年には静岡で初めて「尾身幸次理事長(当時)静岡特別講演会」をグランシップで開催しましたが、講演会直前の「致知」に理事長のエッセイが掲載されたため、県内の「木鶏クラブ」が全面的に協力してくださり、290名が聴講されました。この講演会がきっかけで、ヨガや呼吸法関係者とのつながりもでき、平成26年の尾身講師特別講演会、27年の松本講師(医師)特別講演会、28年の村里講師(専務理事)特別講演会とも、200名前後の参加者が集まりました。

 

平成29年4月に「静岡の会」に昇格したことから、年間に「心身統一法講習会」を2クール6回に増え、「研修科(主に天風哲学を学ぶ講演会)」が2回、静岡特別講演会も1回開催します。また、平成30年度は「静岡一泊行修会」を伊豆長岡で開催し、一般参加者も含め64名の方が参加されました。

 

静岡県内の方は勿論ですが、天風会の集まりが無い山梨県の皆様にもぜひお越し頂きたいと思います。

天風会認定 静岡の会代表者

山下晃司

 

2018年6月に開催した天風会静岡の会主催、静岡、伊豆一泊行修会の参加者集合写真

2018年6月16日~17日 静岡・伊豆一泊行修会にて